(1)昼食会場にて:神野さん撮影
|
|
|
左の写真(4期)坂井氏、(15期)藤原先生、(13期)講演推薦者の篠崎、西岡氏
右の写真(13期)鶴岡氏(文化フォーラム実行委員長)、(4期)坂井氏
右の写真はノーベル文学賞の大江健三郎に似ている。(失礼!)
子供の頃から医学部志望だったのに、文学部が向いているといわれただけのことはある。
(2)講演会会場にて:岡田氏、神野さん、篠崎が撮影
|
パソコン・プロジェクターの準備
| それでは始めましょうか?
|
私は現在非常に忙しくしています。 孫の世話もしています。
| こんなわらべ歌をご存知ですか?
|
今日はこのタイトルでお話します。
| 左脳をやられると言語障害となりますが、、
|
@ 墨東病院を早期退職して(有)藤原QOL研究所を作り、その代表をしています。
A 介護は立場によって異なります。
|
音が印象的に入った、松山にある子規の句碑から抜粋した句
| 「もののふ」で、「ますらお」では駄目です。
|
「わ」と発音する漢字は?
| 「わ」が三つでミツワ石鹸のCM
|
草野新平の「春殖」は、ただ「る」のみ。
| このように書くと印象が変わる。
|
さらに「ル」が二つで風邪薬に
| 重さの極みを表現した北原白秋の「金」
|
蝉の鳴き声をどう表現しますか?
| 蝉は人生のこだわりを鳴いているようです。
|
言語中枢のある左側から見た絵を示す。
| 「光トポグラフィ」で脳の血流分布をみる。
|
「堺O-157事件のカイワレ、千葉大チフス事件の鈴木医師は冤罪です。冤罪の起こる背景も問題ですが、自己主張の出来ない弱い人間、友人の少ない人間が狙われています。」
|
脳は馴れると活動部位を狭める。
| 扁桃体で好き嫌いを選び、記憶の海馬へ。
|
好きなことが覚えやすい。
| 脳に良いことは、
@適切な刺激
A豊かな環境
B新しいことに挑戦:保守的にならない。
|
愛媛新聞に掲載した「愛媛の童話」を絵本に。
| 参考になる人びとの例
|
@ 道後温泉をうたった童歌です。
A 自費出版で絵本に。この本は出席の皆さんに差し上げます。
B 内容はディベートも含まれています。
|
|
|
「物忘れ」と「認知症」は違います。 救命医療は進歩しましたが高次脳機能障害が問題
|
障害者を排除しない視点が必要
| アメリカでの事例です。
|
松山の重症身体障害者の西原さんの事例
|
|
東松山病院の試みが西原さんを救った。
| 鶴見和子さんが,脳梗塞で麻痺のある父の介護で学んだことは・・・・。
|
|
|
鶴見和子は後藤新平の孫で、鶴見祐輔の娘で、鶴見俊輔の姉です。
脳溢血で倒れて生死をさまよったとき、昔習った和歌が半世紀ぶりにほとばしり出た。
社会学者として知られる。左半身麻痺。
|
|
|
父親の主治医でもあったリハビリ科の東大教授・上田敏先生に 闘病後の歌集を贈ったところ、連絡が取れ、「目的意識を持ったリハビリを行うように」指導される。
「何をしたいですか?」と訊いたら「毎朝、りんごを剥いて食べていたので、そうしたい」と答えた。「それなら簡単にできます」と言って、リンゴを固定台に突き刺し、右手だけで剥く方法を教えた。ほかに、日頃の普段着だった着物の着方とか、社会学をまとめる仕事に取組みやすい環境整備とか、日常を取り戻すことを積極的に指導、支援してくれた。この時点で大切なことは「自分が何をしたいのか」を自分の言葉で伝えることだった。
病気をして、人間として、新しく気付いたり感じたり、深くものを思ったりすることが出来るようにもなった。佐々木信綱に16-20歳ころに師事していた短歌は、英語圏での仕事などで半世紀封印されていたのだが、発病後 突然 表現する全てが短歌の形と言うほどに、すらすらと口を突いて出るようになった。
「わがうちの 埋蔵資源発掘し 新しき象創りてゆかん」
|
|
|
鶴見さんの「患者学」の五つです。
「自分で考え、自分で決める。自分で主張する」ことが闘病や介護にかかわる時にもっとも大切で、それが大切にされれば悔いはなく、皆が納得できる結末になるのではないでしょうか。
介護される当事者と担い手はこのように千差万別です。いろんなパターンがありえます。
|
脳の機能はこのようになっています。
| これは先に図示しました。
|
介護の気構えはと問われてこの人は。
| この辺で講演を終わりにします。
|
今日、持ってきていただいた著書を無料で下さるそうです。(鶴岡)
当日、持ってこられた著書は以上のほかに次の2冊の絵本
@『雪のかえりみち』(岩崎書店)平成13年度児童福祉文化賞受賞
A『まほうの夏』(岩崎書店)
であり、@は、現在、英語や仏語など合計5ヶ国語に翻訳されている。
また、この@とAを1枚のCDにした「朗読CD」も市販されている。
|
最後に集合写真を撮影しました。男性11人、女性10人、合計21人でした。
最近、白内障の手術をしてハイビジョンの視力を回復された岡田氏(向かって左端11期)が撮影してくださった。「今日の講演は有意義だった」と述懐。
|