第5回講演会「航空のお話裏表」
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2006年05月15日 文責:篠崎正利
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1. 日時・場所:平成18年4月27日(木) 12:00~15:00 星陵会館
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 写真1 初参加の新山潔氏
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「同郷の郷田君がしゃべるというので参加した。」とは新山潔氏。同郷というのは有難いもの。
前回しゃべった新山等氏は今回欠席。
ここのバイキングにすこし厭きてきたが、ワインを飲める、アイスクリームは食べ放題というのは他に無い魅力であり、結局、ここに落ち着く。
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2. 第5回講演会「航空のお話裏表」(講師:郷田充俊氏、写真撮影:篠崎正利氏)
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 写真2 それでは最近話題の航空機を
|  写真3 良くできたレジメだなあ
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 写真4 えーと、どこへしまったかな?
|  写真5 資料を真剣に見ながら聞く
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 写真6 大久保氏に撮影を依頼して
|  写真7 この英語の資料によると
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 写真8 飛行機の定員を比較すると
| 昭和41年に起きた航空機事故
① 2.4:全日空機東京湾事故/B727
② 3.4:CPAL羽田空港端事故/DC-8
③ 3.5:BOAC富士山事故/B707
④ 8.26:JAL羽田空港事故/CV-880
⑤ 11.13:全日空松山沖事故/YS-11
全世界のJet機運航状況
1966年:2000機(発着200万回)
2005年:22517機(同2200万回)
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3. 講演概要
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(1)入社した昭和41年は右上のとおり、飛行機事故が多発した年であった。
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(2)飛行機事故の発生確率は年々低下して、離発着100万回当たり1件を切った。
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(3)事故が起き、尊い犠牲が出るたびに改善がなされた。
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①機体の改善(エンジン、不燃対策、避雷対策、ドップラーレーザーによる事前回避など)
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②気象学の進歩(気象予知、濃霧でも発着可能な電波高度計の装備など)
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③飛行計画の改善(VOR局設置、飛行方式を決める運航管理者の国家試験制度制定など)
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(4)エンジン関係のトラブル事例
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①操縦席のEnjine Over Heat Warningに基づいて早急にエンジンを停止する必要あり。
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②飛行機は片肺でも飛べる。郷田氏はフランスで経験した。引き返す。安井さんも松山で。
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③4発エンジンがすべて停止したこともある。火山の噴煙に突入し、酸素不足に。
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④Wind Shear(強烈な下降気流)は怖い。シートベルト着用が必須。
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(5)その他
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①乗客定員(~800人)、②機内・機外への宣伝、③テロ事件、④地球半周は未達成、⑤世界最多利用乗客路線は東京-千歳、⑥喫煙はダメ、⑦推力最大3万馬力、⑧開発に5000臆円、⑨1機の価格200臆円、⑩離着陸時の電子機器使用禁止、などなど
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<完>
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